骨董品売却依頼で、当店のお客様に紹介して頂き、金工作品の鍔や茶道具を富山県より宅配で売却頂きました。
売却例の説明
写真が36枚あります。くわしくはこちら
横幅約 7.5cm 縦幅約 8.1cm 厚み最大約 0.7cm
重さ約 173g
「私の家は昔から古美術骨董品や 茶道具 には興味が無く、古い品物は何も無いと思っていましたが、改築の為に整理をしていたら、先代が誰かに貰ったのか数点の 古道具 が出てきたので友達に紹介され、古美術やかたさんに電話させて頂きました。」と富山県小矢部市のお客様よりお電話を頂きました。そしてメールに茶道具や 金工作品 の写真を添付してお送り頂きました。買取価格を決定して茶道具や金工作品の 鍔 をお送り頂きました。面白い金工作品の鍔なので先に紹介させて頂きます。
時代は江戸時代の品物です。鉄地に骸骨の彫金細工が施され、鉄味 の素晴らしい作品です。金や銀、また銅の象嵌細工の取り合わせがさすが江戸時代の作品、と思わせる 逸品 です。当時ならではの珍しい 図柄 や細工は、昔の 職人技 の素晴らしさが冴える逸品です。大振りの鍔で、風格や 重量感 があり、鉄味の素晴らしさが 彫金細工 や 象嵌細工 をいっそう引き立てる作品です。銘は貞綱と入っており、日本美術刀剣保存協会の特別貴重小道具認定書が付いております。先代が コレクター の方より、直接買い付けました。長年の時代を経てきた鉄味と重みのある風格が見られる鍔で、ご覧のように、保存状態 の良い品物です。採光の加減で白く光っております。このような 骨董品 の 刀装具 の鍔、買取させていただきます。
このように鍔には 金工細工 や地金が鉄や銅と銀の合金、また金の合金がありそれらの説明を少しさせて頂きます。四分一を40%と 赤銅 を60%合わせたものに、さらに金を1%混ぜた合金のことです。煮色仕上げで赤銅の青みがかった黒とは異なった黒色が得られます。この作品は四分一合金、別名朧銀とも言われている制作技術と同じように用いられる技法で、四分一合金とは色合いや質感が変わり、独特の優雅さが生まれ、一部の 愛好家 には特に好まれます。