骨董品売却依頼で、鳥取県日野町のお客様より古陶器ですが中国美術の後づくりの五彩磁器を宅配でお送り頂きました。
売却例の説明
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このお客様は、先々代が骨董好きで、多くの品物が残っており処分に困り当店に売却依頼のお電話頂きました。その後、LINEで写真をお送り頂き、買取価格を決定して、いろいろな 諸道具 をお譲り頂きました。このお客様は、鳥取県日野町のお客様で、宅配でお送り頂きました。面白い 中国美術 の 古陶器 を買取させて頂きましたので、先に紹介させて頂きます。
この古陶器のお皿は、裏に昔の中国の年代が書かれておりますが、その年代ではなく、後で作られた 後づくり の 逸品 です。中国の 景徳鎮 釜では、天啓 赤絵 等のような五彩磁器が焼かれて 交易 で日本に伝わり、色絵 と言われ大切にされ、このような色絵の技術が日本にも伝わり、九州の伊万里で日本の伊万里焼にも 伝承 された技術で作られた 陶磁器 があります。
伊万里焼 の言葉も出てきたので、伊万里焼の説明を少しさせて頂きます。16世紀末の朝鮮出兵時、朝鮮人陶工を伴い帰国した、李参平が 磁器 原料の磁石を発見し、日本で作陶を行うこととなり、17世紀初頭が伊万里焼のはじまりとされています。朝鮮人陶工の下に、日本人陶工も磁器に関わる高度な技術を習得して、さらに中国景徳鎮磁器の技術習得が図られ、色絵 技法 も習得しました。このように中国の 陶磁器 の技術を使って日本の伊万里焼が作られました。現在の伊万里焼の磁器の基となっております。