骨董品売却依頼で、古陶器のお皿をお譲り頂きました。
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骨董品 や 美術品 は全て手作りで、同じ物が二つとありません。その為、大量生産ではなく、誂えの品物です。素人さんや興味の無い方には分かりませんが、一点一点価格が変わります。我々古美術骨董商はその様な作品の価格や 真贋 を見極める為、大変な修行と時間がかかります。よく 鑑定 士との言葉を聞きますが、古美術骨董の世界には鑑定士という資格はありません。このお客様は、先々代が骨董好きで、多くの品物が残っており処分に困り当店に買取のお電話頂きました。いろいろな 諸道具 や茶道具をお譲り頂きましたが、面白い 中国美術 の 古陶器 を買取させて頂きましたので、先に紹介させて頂きます。
この古陶器のお皿は、裏に昔の中国の年代が書かれておりますが、その年代ではなく、後で作られた 後づくり の 逸品 です。中国の 景徳鎮 釜では、天啓 赤絵 等のような五彩磁器が焼かれて 交易 で日本に伝わり、色絵 と言われ大切にされ、このような色絵の技術が日本にも伝わり、九州の伊万里で日本の伊万里焼にも 伝承 された技術で作られた 陶磁器 があります。