近くなので福井県あわら市まで骨董品売却依頼で、出張させて頂き、古陶器をお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が5枚あります。くわしくはこちら
他府県のお客様ですが、突然お電話を頂きましたが、お隣の福井県なので行く方がお客様にも分かりやすく説明させて頂けるので、福井県あわら市まで出張買取させて頂きました。お話を聞くと、沢山の 骨董品 や 茶道具 の品物があるようで写真を撮ってもらっても大変で、出張させて頂く事になりました。出張させて頂くと、二階の納戸には 伊万里焼 や瀬戸焼の焼き物の 陶芸 品が沢山保存され、なかには割れた品物や箱の無い品物が沢山ありました。確かに素人方では、分からないはずで、出張させて頂き良かったと思いました。最近では高速道路網も整備され、簡単に他府県まで行けるようになり、出来るだけ出張買取させて頂くように心がけております。いろいろな 陶磁器 をお譲り頂きましたが、古陶器 の日本地図の 逸品 を先に紹介させて頂きます。
このお皿は明治時代に作られたお皿で、面白い人気のある逸品です。伊万里焼の皿ですが、伊万里焼の後には瀬戸焼の陶磁器が沢山出回っております。伊万里焼は一番に作られた陶磁器で、非常に細かい土を使い、丁寧に製造されていますが、瀬戸焼 は大量生産され、製造方法もいい加減な作り方の作品が多くあります。
伊万里焼は、九州北西の佐賀県有田町周辺で17世紀から作られている磁器の総称で、日本最古の産地でもあります。16世紀末の朝鮮出兵時、朝鮮人陶工を伴い帰国した、李参平が磁器原料の磁石を発見し、日本で作陶を行うこととなり、17世紀初頭が伊万里焼のはじまりとされています。朝鮮人陶工の下に、日本人陶工も磁器に関わる高度な技術を習得して、さらに中国 景徳鎮 磁器の技術習得が図られ、 色絵 技法 も習得しました。磁器は中国が発祥の地ですが、戦乱と王朝交代で中国磁器の輸入が途絶え、代わりに有田が磁器生産を増やし、国内の磁器市場を築いた。当初の朝鮮式の技術から中国式の技術への転換が起こり、技法が刷新されて、色絵の技法が中国人陶工より伝えられ、現在の伊万里焼の磁器の基となっております。