森狙仙の代表的な猿画です。森狙仙の作品は人気があり、入荷をお待ちの愛好家のお客様もおられ、売却をお考えのお客様お気軽にご相談下さいませ。
この日本画の大きさは、約105センチ×33センチの掛け軸で所蔵作品です。
森狙仙と柴野栗山の合作で、両者の関係は深く、文化年間に狙仙が「祖仙」から改称したのは栗山の助言によると言われています。
狙仙の描いた猿図に栗山が賛を寄せたもので、二人の親交を示す興味深い作品です。
数年に渡って野生の猿を観察し、納得がいくまで数千枚の写生画を描き、やがて、円山応挙に才能を見出され、援助を受け、知名度を得ました。
とりわけ得意とした猿画では、猿の毛を一本一本丁寧に描き、獣毛の柔らかさをみごとに表現しました。
還暦を迎えた1807年(文化4年)にそれまで「祖仙」としていた号を「狙仙」と改めました。
森狙仙の作品は贋作も多くありご注意くださいませ。
森狙仙の殆どの作品は、動物画で、特に体毛の質感や擬人化された猿画は、高価買取させて頂きます。
短時間で簡単制作された作品と、時間をかけた力作、またデザインや種類、得意とする作風により買取価格は変わってきます。
一般的には、若年の作品より、晩年になり、全盛期の独自の境地を築いた作品が人気で、高価買取対象です。
作家の作品は、その時の時代や流行、また新しい作家に人気が移ったりで、価格が大きく変動します。