森狙仙の中でも猿をモチーフにした「蜂猴之図」です。古美術やかたでは相場価格に関係無く、森狙仙の作品の入荷をお待ちのお客様も多くおられます。
秋田市立千秋美術館所蔵の絹本着色で約115.0×43の掛軸です。
土坡の上で休息する猿3頭。頭の上を飛び交う蜂を追い払おうと手を出しにらみつける表情は、どこか人間に似てユーモラスである。
森狙仙は、猿をモチーフにした写生画風の作品で大阪随一の人気絵師で、毛並み一本、一本、描き、精密微細で質感まで良く表し、真に迫るものがある。
森狙仙は、数年に渡って野生の猿を観察し、納得がいくまで数千枚の写生画を描き、やがて、円山応挙に才能を見出され、援助を受け、知名度を得ました。
沈南蘋 や円山応挙の影響を受けて 写実 を重視するようになり、猿画を得意とし、猿画の名手として評判が高くなりました。
森狙仙の殆どの作品は、動物画で、特に体毛の質感や擬人化された猿画は、高価買取させて頂きます。
森狙仙の作品は贋作も多くありご注意くださいませ。
短時間で簡単制作された作品と、時間をかけた力作、またデザインや種類、得意とする作風により買取価格は変わってきます。
一般的には、若年の作品より、晩年になり、全盛期の独自の境地を築いた作品が人気で、高価買取対象です。
作家の作品は、その時の時代や流行、また新しい作家に人気が移ったりで、価格が大きく変動します。
森狙仙の作品は人気があり、売却をお考えのお客様、お気軽にご相談下さいませ。