2頭の猿が梅の花に戯れている図で、面白い図柄なので紹介させて頂きます。古美術やかたでは相場価格に関係無く、森狙仙の作品の入荷をお待ちのお客様も多くおられます。
森狙仙は、猿の絵が得意で、体毛も細かく細密に描かれており、人気の図柄で所蔵作品ですが紹介させて頂きました。
数年に渡って野生の猿を観察し、納得がいくまで数千枚の写生画を描き、やがて、円山応挙に才能を見出され、援助を受け、知名度を得ました。
沈南蘋 や円山応挙の影響を受けて 写実 を重視するようになり、猿画を得意とし、猿画の名手として評判が高くなりました。
他にも鹿・狸・猫・虎などの 動物画 にも秀逸なものが少なくなく、反面、山水画 や 人物画 は殆どありません。
とりわけ得意とした猿画では、猿の毛を一本一本丁寧に描き、獣毛の柔らかさをみごとに表現しました。
森狙仙、1747年(寛延元)~1821年(文政4)75才没。
森狙仙の殆どの作品は、動物画で、特に体毛の質感や擬人化された猿画は、高価買取させて頂きます。
森狙仙の作品は人気があり、売却をお考えのお客様、お気軽にご相談下さいませ。