松尾敏男の可愛らしい動物画です。松尾敏男の作品は人気があり、古美術やかたでは相場価格に関係無く、松尾敏男の作品の入荷をお待ちのお客様も多くおられます。
松尾敏男の動物画で、大きさ約53×72センチの紙本に描かれています。額装で、共シールが付いております。松尾敏男は、40代半ばまでは、自らの戦争体験を反映させた内省的な絵画を追求し、幻想的 な自然風景を描いていました。北海道の厳しい自然をモチーフとしながら独自の死生観を表現した作品を制作し、日本画 のあらたな可能性を見出しました。その後は写生を重要視した 画風 に転換します。牡丹などの花鳥を描く卓越した画力には定評があり、香り高い牡丹のシリーズは松尾敏男の人気作品です。
このような作家の作品は、短時間で簡単制作された作品と、時間をかけた力作、またデザインや種類、得意とする作風により買取価格は変わってきます。一般的には、作家本人の特徴が出ていない 若年 期の作品（前作）より、独自の 作風 が確立した 晩年 の作品が人気で、高価買取対象です。しかしながら、その時の時代や流行、新しい作家に人気が移ることもあり、価格は大きく変動します。（No.42）