鉄橋をモチーフにした、幾何学的で面白い構図の牛島憲之の風景画です。晩年に描かれた、豊かな情感が漂う作品は、高価買取させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。
幾何学的で面白い清州橋を描いた牛島憲之らしい油絵で、大きさ約33×45センチのキャンバスに描かれております。牛島憲之の画風は、戦前には、うねるような曲線と盛りあがるような量感のあるフォルムがよく見られましたが、戦後は、制約の無い広い自由な角度から、アトリエ周辺や東京近郊の各所、多摩川、佃島、京浜工業地帯のクレーンのような幾何学的な形、家、タンク、鉄橋などの建造物をモチーフに幾何学的な色面を構成する、直線の要素を持った画風に変わりました。写生に基づきながらも幾何学的形態へとデフォルメした独特の風景画が高く評価されており、晩年に描かれた水辺の風景画で、緑や青を基調とした柔らかな色調で簡素な構図は高価買取させて頂きます。
このような作家の作品は、短時間で簡単制作された作品と、時間をかけた力作、またデザインや種類、得意とする作風により買取価格は変わってきます。一般的には、作家本人の特徴が出ていない 若年 期の作品（前作）より、独自の 作風 が確立した 晩年 の作品が人気で、高価買取対象です。また、その時の時代や流行、新しい作家に人気が移ることもあり、価格が大きく変動します。
当店ではお買い求め頂くお客様より直接注文を聞いており、相場に関係なく買取価格を決定出来ますので、売却をお考えのお客様は、お気軽にご相談下さいませ。（No.70）