清水卯一の晩年の色絵茶碗です。清水卯一の出品作品や逸品は過去に百万円を超える価格で取引されたこともありますので、売却をお考えのお客様は、是非お問い合わせ下さい。
清水卯一の蓬莱掛分茶碗で、晩年に作られた名品です。大きさは約8×13センチで、共箱がついており、1991年の展覧会に出品された作品です。清水卯一は京都市東山区に生まれ、40歳頃は、鉄釉や柿釉、天目など中国陶磁器の鉄釉系技法に基づく作品を多く作っています。その後、44歳で滋賀県の蓬莱山麓へ工房を移転して、陶磁器に適した土や釉薬を研究し、貫入にこだわり、氷裂貫入の青磁、青白磁に近い釉薬の蓬莱磁、黄蓬莱など美しい色釉薬を考案しました。
晩年期に作られた油彩天目や氷裂貫入のある青磁、鉄釉と白釉を合わせた鉄耀白流など、「蓬莱」と付けられた名品は人気があり、高価買取させて頂きます。当店ではお買い求め頂くお客様より直接注文を聞いており、相場に関係なく買取価格を決定出来ますので、売却をお考えのお客様は、お気軽にお問い合わせください。
このような作家の作品は、短時間で簡単制作された作品と、時間をかけた力作、またデザインや種類、得意とする作風により買取価格は変わってきます。一般的には、作家本人の特徴が出ていない 若年 期の作品(前作)より、独自の 作風 が確立した 晩年 の作品が人気で、高価買取対象です。しかしながら、その時の時代や流行、新しい作家に人気が移ることもあり、価格は大きく変動します。(No.27)