買取実績 buy

この作品は紙本に金銀箔や銀泥を用いて描かれた加山又造の鶴図の額装の特殊な名品で共箱です。販売価格は3000万円前後で、当店の買取価格は、販売価格の60%~70%でお引き取りさせて頂いております。

大きさは50×60センチで、紙本に描かれた加山又造の鶴図の額装です。共箱で加山哲也の鑑定書が付いております。この作品の題材は、加山又造が繰り返し描いた伝統的な画題の一つですが、銀箔や切金(金銀箔を線状や点状に細かく切り、膠で貼り付けて模様を表す装飾技法)を全面に施し、銀泥も用いてうねるような曲線で逆巻く波濤を表現しています。

加山又造は、西洋美術の影響を受けた動物画、流麗な線描を生かした裸婦像、中国の北宋山水画に学んだ水墨画など、次々に主題と作風を変容させ、戦後の日本画壇を牽引していきました。1960年代初め頃から装飾的な絵画シリーズを描き始め、大和絵や琳派の様式美を現代的に解釈し、装飾性という日本美術の特質や日本的な美意識を表現しました。「私達の住む世界のあらゆる制限を超えた宇宙がなければならない」と語り、又造独自の象徴的で無限的な空間を創り出しています。

当店の買取価格は、販売価格の60%~70%でお引き取りさせて頂いております。作品の一般的な価格は制作作家や制作年代、また図柄や作品の出来具合によって、価格は変動します。また当店では相場に関係なくお買い求め頂くお客様より直接注文を聞いており、お客様の要望で買取価格を決定出来ます。(No.2500)

日本画(絵画)売却の詳しい説明はこちら

加山又造売却の詳しい説明はこちら