中国美術の硯箱で芝山象嵌の逸品をお譲り頂きました。
売却例の説明
来店頂き、ゆっくりお店を見て納得されたご様子で、お帰りになられました。後日、「実家に沢山ある 古道具 や 骨董品 を買い取って欲しいと」メールを頂き、一緒に写真を添付して頂き、後日宅配でお送り頂きました。この品物は売却済みの為、写真はありませんが宜しくお願いします。この 硯箱 は、写真が無いのでお分かりになりにくいと思いますが、このような 中国美術 の文房具はアジアのお客様に人気があり高価買取させて頂けます。硯箱の中でも、硯が中国で作られた 逸品 なら市場価格は高騰しております。高価な硯は周りに詩や歌が彫ってある品物や所蔵されてきた人々の来歴が書いてあったりします。また、何も書いてなくても中国産の硯石の場合は、高価な 逸品 もあります。筆や付属の水滴等の品物の 伝統技術 や蒔絵、また 彫金細工 等の技術により買取価格が大きく変わる事があります。また時代で話すと、日本の時代に直せば、江戸時代や明治時代以前の作品が高価に取引されています。この硯箱は螺鈿細工や蒔絵が施されていた芝山象嵌の作品なので、芝山象嵌少し説明をします。
幕末から明治時代にかけて、輸出品として芝山象嵌を生産しました。外国人貿易商から高い評価を受け、シカゴ万博において入賞したのを契機に、独自の芝山 漆器 を作り始めるようになり、芝山師と呼ばれる職人も多くいました。芝山漆器は漆器に白蝶貝、夜光貝などの貝類や 象牙、鼈甲 などを象嵌したものを嵌め込むことにより、細工が立体的に浮かび上がることが特徴です。象嵌の他、伝承された 職人技 の 蒔絵 も加わり、絢爛な仕上げで高価に取引されています。