唐物の盆石を茶道具売却依頼で、お譲り頂きました。
日本は長年鎖国していましたが、江戸時代以前には島国なので近隣諸国のアジアの国々から、唐物 と称される 古美術工芸品 が伝わっております。日本の国内では 北前船 は、小樽から坂田、越前を通り、境港や門司そして広島に紀行して大阪まで商いの船旅を繰り返していました。海外から伝わった 諸道具 も沢山残っており、この作品も 古い時代 に伝わった 逸品 だと思われます。中国美術 で使われていた盆石です。このような中国産の 盆石 は、叩けば硬い金属製の音がする盆石が人気があります。この逸品も形もキノコ雲の様に面白く、このような形の根木や盆石が人気があり、木味 の良い 黄楊木 の逸品は特に人気があり高価買取させて頂きます。天然の素材が中国美術では人気があり、そのような素材に彫る技法や打つ技法で細工が施された 名品 が数多くあります。この作品も 保存状態 も良く、割れたり接いだりもなく採光の加減で白く光っておりますが 綺麗な状態の品物で買取させて頂きました。
古美術やかたは、約80軒の骨董店が軒を連ねる歴史ある祇園骨董街の中心に位置する 老舗 の骨董店です。歴史ある祇園街の中でも、歴史的保全地区にあり、同じ町内には人間国宝の方々もお住まいです。