茶道具売却で、三浦竹軒の急須を売却頂きました。
売却例の説明
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取手を含む横幅約 9.5cm 注ぎ口を含む縦幅約 8.5cm 高さ約 6.2cm
諸道具 や 古美術工芸品 が沢山あるので見て欲しいと買取依頼の電話を頂きました。品物を見ないとわからないので出張させて頂き拝見させて頂きますと本当に数多くのいろいろな 逸品 が有り、一緒に 煎茶道具 や抹茶道具、また 金工作品 の 名品 も混ざっていました。話をよく聞きますと、お爺さんが煎茶道具の 愛好家 で、沢山の道具を残しておられたようです。いろいろな作品を買取させて頂きましたが、面白い逸品の美術 工芸品 を先に紹介させて頂きます。この 急須 は煎茶道具の中でも綺麗な急須で、人気がある逸品です。この品物は三浦竹軒の作品で 共箱 です。時代は昭和初期頃のものだと思われます。器の曲面に可愛い草花が描かれており、さすが竹軒の作品だと思わせる 逸品 です。煎茶道具の 急須 で、小品ですが、出来の良い素晴らしい品物です。採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる箇所は無く、非常に綺麗な品物です。
急須が出てきたので、急須 の説明を少しさせて頂きます。場面に適した急須を選ぶだけでも、お茶の時間が快適で楽しくなります。急須の形を簡単に分けると、横手型・後手型・上手型・宝瓶の4つの形があります。急須の持ち手がどの位置にあるか、また無い場合によって分けられています。少人数でどんなお茶にも使える手軽さが特徴の横手型や、後手型の多めの湯を入れても持ちやすい形状、また上手型(土瓶型)は多人数にお茶を入れるため大型で、旅館や飲食店で使われています。そして宝瓶型は持ち手のない急須で、本体を直接持って注ぎます。急須は 煎茶道具 の中でも重要な道具で、昔から 名品 といわれるものがあります。中国の 朱泥 の急須では、万豊順記、三友居などの名品や恵孟臣、孟臣など 著名 な作家がおり、日本のものでは、青木木米、高橋道八、三浦竹泉等の作家が有名です。