茶道具売却で、竹花入をお譲り頂きました。
骨董品 や 美術品 は全て手作りで、同じ物が二つとありません。その為、大量生産ではなく、誂えの品物です。素人さんや興味の無い方には分かりませんが、一点一点価格が変わります。我々古美術骨董商はその様な作品の価格や 真贋 を見極める為、大変な修行と時間がかかります。よく 鑑定 士との言葉を聞きますが、古美術骨董の世界には鑑定士という資格はありません。この竹 花入 れは、江戸時代の作品で、面白い形をしており、人気のある 逸品 です。
しかし、ご覧の様に下の部分が割れており、使えないので、中で補修をして使われていましたが、やはり割れたり、欠けたりした 茶道具 は人気が無く買取価格も安くなります。著名な作家の 花押 落款 でもあれば、話は変わりますが茶道具は美しくていくらで、綺麗な茶道具が一番人気があります。この 花入れ は、練習用に使われていました。やはり 茶会 では、傷の無い品物が喜ばれ買取価格も高くなります。
当店は、祇園骨董街の中心で約50年間営業している老舗の骨董店です。いろいろな専門技術や約束事がありますので、傷んだり、汚れたりしていても手を加えないでお持ちください。そのままの状態でお持ちください。