茶道具売却依頼で、金工作品で純銀製品の茶入を売却頂きました。
売却例の説明
写真が15枚あります。くわしくはこちら
最大横幅約 7cm 高さ約 9.2cm 重さ約 193g
ご高齢の女性のお客様でしたが、ご自宅の整理をされていて、査定して頂きたいと、お写真を持って来店されました。煎茶道具 の写真を見せて頂いて、買取価格を提示して自宅に帰られてから数点の 逸品 をお送り頂きました。この 茶入 れは材質は純銀製品です。時代は大正時代前後頃で、煎茶道具の 茶入 です。金工作品 ですが、ご覧のように、手打ち で施された鎚起 技法 の槌目模様が美しく、丁寧に作られた 逸品 です。作品の底に「純銀」と 刻印 が入っております。最近ではこのような 金工作品 の茶入が中国のお客様に人気があります。採光の加減で白く光っておりますが、未使用品に近く、保存状態 の良い品物です。このような 茶入 の形で、大きな茶壺も人気があり、お持ちのお客様がおられましたら高価に買取させて頂きます。
茶入 れを売却頂きましたので、茶入れの説明をさせて頂きます。濃茶 を入れる陶器製の濃 茶器 の事で、抹茶を入れるのに用いる茶器全体を、茶入と言います。大きな 茶壺 に対して、小壺で、最近では濃茶を入れる容器として濃茶器とも言われています。茶入には、唐物 茶入と呼ばれる中国産の茶入や国焼茶入と呼ばれる日本で作られた茶入があります。他には、大海茶入で横広の茶入や茄子と呼ばれる上にすぼまる形の小型の茶入があり、肩衝と言われる上方部(肩)が横に張り出した茶入も有ります。一般的には、蓋には 象牙 が用いられ、蓋の裏は金箔が張られて作られております。