骨董品売却依頼で刀装具の鍔をお譲り頂きました。
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横幅約 8.5cm 縦幅約 9cm 厚み約 0.4cm
重さ約 171g
江戸時代末期から始まった 北前船 は、小樽から坂田、越前を通り、境港や門司そして広島に紀行して大阪まで商いの船旅を繰り返していました。その結果、豪商 と言われる成金やお金持ちが出来、庭には鶴が飼われていた豪邸もありました。そのような人々は、お金にあかして素晴らしい 古美術工芸品 をそれぞれの地方に集め、収集されていた コレクター もおられました。このような地方から買取させて頂いた品物でも、その地区、その地区により豪邸から流出した 名品 に出会う事もあります。この 鍔 は時代は、江戸時代の大振りの鍔です。先代が コレクター のお客様より直接買取した品物で、優美で 重量感 のある作品です。地金は鉄で出来ており、時代を経てきた 鉄味 が素晴らしい作品です。刀装具 にもいろいろありますが、鉄地を使った作品は、合金の四分一や 赤銅 よりも細工が難しく、伝承 された昔の 職人技 が大切になってきます。侘びや寂びを感じる、日本古来 の 図柄 、月に雁の図で、銀の象嵌細工が、さすがと思わせる昔の職人技が冴える美術品です。採光の加減で白く光っておりますが、状態の良い 金工作品 です。
古美術やかたのお店には、日本はもとより、諸外国のお客様に、1日100名近くご来店頂いております。