買取実績 buy

あわら市のお客様より売却依頼があり、出張させて頂き、刀装具の小柄をお譲り頂きました。

売却作品の説明
写真が11枚あります。くわしくはこちら
横幅約 1.4cm 長さ約 9.7cm 厚み約 0.5cm

遠くの他府県のお客様ですが、当店のホームページをご覧になりいろいろな 諸道具 を沢山展示販売しているので、と話されお電話を頂きました。多くの古美術骨董店がありますが、古美術やかたにお電話を頂き有難うございます。当店では展示している品物の価格も全て表示しており、お譲り頂く 逸品 と比較して説明させて頂いて、買取価格を決定しており、納得していただくよう努めております。お客様の自宅は福井県のあわら市で近くに西郡瓦工房が有り、帰りに大きな鬼瓦や面白い瓦を見学して帰りました。またお客様のお宅では現地で古美術やかたのホームページをお客様と一緒に見て、よく似た品物と比較して、お譲り頂く諸道具屋や金工作品をお引き取り価格を決定して、売却頂きました。この 刀装具小柄 の材質は赤銅だと思われます。この逸品が作られた時代は江戸時代のものです。蛸の 彫金細工 が丁寧に施されており、古い時代 の、味わいのある 職人技 が冴える逸品です。地肌には丁寧に 魚子地 が施され、彫金細工象嵌細工で蛸が表現されております。ご覧のように、ひび割れ等無く、保存状態 の良い品物です。採光の加減で白く光っております。この作品は、先代が コレクター の方より直接お譲りさせて頂きました。このような古い時代の刀装具の小柄は高値でお引き取りいたします。

日本刀の鞘に装着されている三所物のひとつで、緊急用の武器や日常使いとして使用されていました。 小柄 を装着するために には半月形の穴が開けられ、鍔に当たらないように作られていました。初期の日本刀は、実戦向きに作られており、三所物は付いていませんでした。お洒落を楽しむようになった江戸時代には、彫金細工象嵌細工 が施された 金工作品 と変わっていき、三所物の中でも一番目立つ小柄は、特に精緻な装飾が施されるようになりました。