下呂市で、昔温泉旅館をしておられたお客様より網代の煎茶盆をお送り頂きました。
売却作品の説明
写真が15枚あります。くわしくはこちら
横幅約 31.7cm 縦幅約 22.7cm 高さ約 3cm
このお客様はホームページをご覧になり、岐阜県下呂市より宅配でお送り頂きました。ご自宅では、昔、下呂温泉旅館をしておられ先代からの古美術や諸道具が残っており売却依頼を頂きました。材質は竹製です。時代は明治時代頃のものだと思われます。丁寧に編まれた竹芸品で、しっかり作られており、煎茶盆として使用されていました。時代を経てきた竹味が素晴らしく、丁寧で 細密 な昔の 職人技 が冴える作品で、現在では見られない 逸品 です。アジアのお客様はこの様な天然の素材で作られた逸品を好まれ、中国茶の茶盆として使われるようです。日本の 煎茶道具 がこのように 中国美術 とまではいきませんが、アジアの国々では役立っているようです。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。このような品物の売却依頼は当店へお願いします。
煎茶道具は種類も多く、その名称も色々沢山あるようです。同じ道具でも違った色々の呼び方をされることもよくあることです。また同じ道具でも、流派や使われる国によっては、使えないことや、使わないことがあったり、また同じ名称でありながら違う道具をさすこともあります。最近では中国茶でも同じ道具を使い、また日本の中だけで使用される変わった道具もあります。特定の流派の呼び名で統一出来る訳ではなく、また煎茶の風習が中国の中国茶から日本に伝来してきたこともあって、初期には、中国から渡って来た中国茶の茶道具を使用して馴染んでいましたが、日本での煎茶道の発展や飲まれるお茶の種類やお茶自体が変わってきてそれに応じて、新しい道具も出来てくるようになりました。