買取実績 buy

茶掛けに使える契沖の和歌の軸をお譲り頂きました。

写真が14枚あります。くわしくはこちら
全体 縦幅約 105cm 横幅約 30cm
本紙 縦幅約 22cm 横幅約 17cm

お引越し予定で自宅を整理されているお宅よりご連絡を頂きました。ご親族の方が収集されていた美術品や古道具などが多数あり、一度見て頂き、思っているような買取価格なら売却したいと電話を頂き、出張させて頂きました。長年放置されていたようで、埃だらけの裸の品物や段ボール箱やミカン箱に詰め込まれた品物がたくさんありましたが、仕分けし、一点一点買取り価格を付けさせて頂きました。沢山の道具を売却頂きましたが、面白い 茶道具 の茶掛けで使える古書画の軸なので、先に紹介させて頂きます。この 掛軸 は本紙は 紙本 で、読みは「独笑庵にひと夜やとりて 九月〇のあしたに 契沖朝日さす きりまのこずゑみる宿は 秋のくれとも おもはざりけり」ですが、〇の部分が読めず、わかりません。書かれた当時のままの表具で、表具  が素晴らしい逸品で、江戸時代の掛物の風格が漂う作品です。古い時代 の作品ですが、ご覧のように、状態の良い 逸品 です。当店は古筆専門の店ではないので、読めない字がありますが、ご了承下さい。

契沖(1640年~1701年)は、江戸時代中期の真言宗の僧で、古典学者。現在の兵庫県尼崎市で生まれた。11歳で摂津国の妙法寺の丯定(かいじょう)に学び、その後に高野山で東宝院快賢に師事、五部灌頂を受け阿闍梨の位を得た。契沖仮名遣と呼ばれる表記法は、のちの歴史的仮名遣の成立に大きな影響を与えている。元禄14年、円珠庵にて62歳で亡くなりました。