骨董品買取で、二代 諏訪蘇山の 青磁香炉を香川県丸亀市のお客様より売却頂きました。
買取例の説明
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直径約 10.5cm 火屋を含む高さ約 10.6cm
ホームページをご覧になり、香川県丸亀市まで出張依頼でお譲り頂きました。近くに丸亀城があり、このお城は石垣の名城として全国的に有名で、日本100名城にも選ばれ、四国の香川県では花見や散歩など市民の憩いの場として親しまれています。お城の近くの景色の良いお宅で、納屋と言っておられましたが立派なお蔵のような納屋がありました。この納戸の整理に伴いお声掛け頂き、伺うと贈答品が納戸に設置された棚にびっしり古陶器や美術品があり、お客様と一緒に整理させて頂きました。この青磁の香炉は、二代 諏訪蘇山(明治23年~昭和52年)の作品です。大振りで、出来の良い青磁香炉で、火屋は純銀で出来ており、純銀の 刻印 が入っております。諏訪蘇山の香炉の中でも、素晴らしい 金工作品 の火屋が付いており、日本を代表する美術品です。この火屋は、象嵌細工や 彫金細工 が素晴らしく、重量感 もあり、このような青磁の香炉に付いている火屋の中では昔の職人技が生かされた 名品 です。採光の加減で白く光っておりますが、共箱で二重箱に入っており、諏訪蘇山の作品の中でも特別注文された逸品です。傷んでいるところもなく非常に状態の良い品物です。
どの陶磁器にも言えますが、一般的に釉薬は昔は天然の釉薬を使っており、まったりとした奥深い色が出ます。例えば、陶磁器の白い部分ですが、真っ白の作品は新しく、少し濁ったミルクのような白い色が多くあります。近年の化学顔料を使った作品は、鮮やかな色をしている作品が多くあります。特に染付の色は、青々とした色で、贋物が売られていても、よく見れば素人でも分かると思われます。