印籠売却依頼で池田泰真の腰差煙草入れで裏座が香川勝広の作品をお譲り頂きました。
買取例の説明
写真が51枚あります。くわしくはこちら
タバコ入れ 横幅約 13cm 縦約 7cm
前金具の横幅約 3cm 縦約 1.8cm
キセル筒 最大横幅約 3cm 長さ約 22cm
緒締め 直径約 1.6cm
地方の千葉県市川市のお客様で同じ町内の方が古いお屋敷を建て替えられるので、昔の諸道具や古道具の整理を依頼され、どのように整理すればいいか、また価格の査定も分からないと思われ、当店のホームページをご覧になり、骨董品買取依頼のメールを頂きました。写真を据え付けて頂き、買取価格を決定し、煙草入れを宅配でお送り頂きました。煙草入れの前金具の 蒔絵 とキセル筒の蒔絵の作者は池田泰真です。写真11、12 のように銘が入っております。煙管筒には鶴、前金具には亀と、吉兆の 図柄 が、丁寧に施されております。繊細で、丁寧な細工で、作者の力量を感じさせます。池田 泰真(1825年~1903年)は、江戸赤坂生まれの、幕末から明治時代にかけて活動した漆工家、蒔絵 師で、この時代の著名な作家として知られています。柴田是真の一番 弟子 と言われ、師ゆずりの伝統的な器物に江戸趣味を加味した作品を得意としました。明治維新後は、1873年ウィーン万国博覧会に蒔絵額を出品し、進歩賞牌を受けました。裏座は、香川勝広が作っており、四分一 に金の 象嵌細工 が施され、分厚くどっしりとしており、素晴らしい日本の美術品で、印籠や根付の作家と重なることがよくあります。
印籠や煙管筒の煙草入れには、金工細工が施された作品も多くあります。金工作品のなかには彫金細工や象嵌細工が丁寧に施され、日本独自の素晴らしい逸品も残されています。蒔絵と金工細工が上手くマッチして独自の美術品として愛好家の間には人気があります。また、彫金細工や象嵌細工が日本の独自の技術で、人間国宝や文化勲章を貰った作家が作っている場合もあり、非常に高価な美術品として高値で取引されています。
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