骨董品売却依頼で、日本の美術品を代表する、山田常嘉の作品をお譲り頂きました。
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本体 横幅約 6.7cm 縦約 6.4cm 厚み最大約 1.8cm
緒締め 直径約 1.5cm
根付 横幅約 5.2cm 縦幅約 3.3cm 厚み約 0.8cm
先代が大切にコレクションしていた 印籠 ですが、先代が亡くなったので売却したいとお電話を頂きました。伺いますと、素晴らしい蒔絵の品物で、山田常嘉の作品でした。この山田常嘉の品物は江戸時代の作品で、材質は木製です。非常に 細密 な蒔絵が施され、さすが江戸時代の職人技だと思わせる逸品です。作者は、写真をご覧のように根付に著名な作家の山田常嘉と銘が入っており、非常に面白い南蛮人とカルタの蒔絵が施されております。山田常嘉は、江戸中期の蒔絵師で、山田姓の印籠師で、江戸南塗師町に住んだ名工と伝えられている。代々「常嘉」あるいは「常嘉斎」と号して、『装剣奇賞』にある「常加」銘の作品も知られている。印籠蒔絵を得意とし、遺品が多くあり、研出蒔絵をよくしたというが、高蒔絵 を駆使した作品も多い。「御印籠師」として徳川家に仕え、細工物や香箱を制作したとも伝えられる。江戸時代の古い時代の伝承された蒔絵が素晴らしい作品で、現在の作家ではなかなか作れない 上手 の名品です。緒締めはトンボ玉で出来ており、根付 は水牛の角です。昔の職人技が素晴らしく、面白い南蛮人の図柄の 珍品 です。採光の加減で白く光っておりますが、非常に状態の良い品物です。
古美術やかたでは、お譲り頂く際には、お客様にお譲り頂く品物の小売価格を表示して、買取価格を決定しております。