茶道具売却依頼で、大棗で裏千家鵬雲斎書付の付いた作品をお譲り頂きました。
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直径約 7.3cm 高さ約 7.4cm
旧家のお屋敷で蔵を持っておられるお客様から、間もなく取り壊しをする予定で、次世代に継承したい品物もあり、作品の評価や整理をお願いしたいとメールを頂き、出張させて頂きました。煎茶道具の茶托や茶合等もお譲り頂きましたが、先に棗から紹介させて頂きます。材質は木製で、時代は昭和時代の逸品です。作者は、川端近左の作品です。川端近左は蒔絵では著名な作家ですが、彼の作品のなかでも特別 上手 の名品です。裏千家鵬雲斎の 書付 が付いております。滅多に見られない研ぎ出し蒔絵の上に、草花が華やかに描かれ、棗 の存在が周りを明るく照らしているかのように、蒔絵や 螺鈿 の美しさが際立つ作品です。内側には銀地が丁寧に施されております。日本の昔の職人技が冴える素晴らしい逸品です。採光の加減で白く光ったり、背景が映り込んだりしておりますが、保存状態 の良い未使用品に近い作品です。
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