茶道具売却依頼で、菊蒔絵の香合をお譲り頂きました。
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直径約 7.7cm 高さ約 2.1cm
お客様から突然お電話を頂き出張させて頂きました。この町では昔から何代も続いた 商家 や町家があります。当然いろいろな著名な作家や職人も多くおり、職人技の生かされた諸道具や煎茶道具、また古道具も沢山残っております。地の利と言いますか、お客様より初出しでお譲り頂いた品物が貴重な文化財ということもあります。この香合は、時代は明治から大正時代にかけての作品で、銘 こそありませんが、蒔絵が素晴らしく代々 伝承 されてきた名品のように思われます。材質は木地に漆が施されており、菊の模様が非常に 繊細 な蒔絵で描かれております。内側や底部には 梨地 が施されており、丁寧な昔の職人技が見事な 逸品 です。煎茶のお道具として使われても見事な作品で、高価買取させて頂きました。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のようにひび割れ等無く状態の良い品物です。
古美術やかたでは、お譲り頂く際には、お客様に売却頂く品物の小売価格を表示して、買取価格を決定しております。また、その小売販売価格は、店頭やホームページに掲載して、遠くのお客様でも、ご納得頂けるようにしております。