茶道具買取で、煎茶道具の如意をお譲り頂きました。
お客様の声
仕事で長年中国の上海で暮らしていた父が福祉施設に入ることになり、趣味で集めていた中国茶の道具を買い取っていただきました。私はあまり価値が分からないので知らなかったのですが、貴重な御道具で、後作りですが珍しい品物で詳しく説明して頂き、驚きました。父に報告すると、自慢話を沢山して、大変喜んでおりました。中国茶や煎茶道具で如意まで収集している人は少ないと古美術やかたさんにお聞きして、父を見直していました。父の大切な蒐集品を高価に評価して頂きどうもありがとうございます。
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買取例の説明
秋田県大仙市のお客様より売却頂いた品物で、このお客様は中国の上海で暮らしていたので、上海で集められた作品ですが、東北地方は農家や林業の方々が多く、日常使われるお煎茶が好ませる地区で、特に秋田県ではそのようなお煎茶の諸道具の売却依頼が多くあります。日本の金工品の職人技は、刀や 甲冑 のように戦国時代の古い時代より 伝承 されてきました。明治時代になり、帯刀禁止令が出されて、刀や刀装具を作れなくなり、いろいろ工夫を凝らし、彫る技法、嵌める技法、打つ技法、の 日本独自 の技術を確立していきました。こうして現在のような、金工作品の自在金具や 香炉、また銀瓶や花入れ、が作られました。この金工作品の 如意 は、中国美術の煎茶道具の作品ですが、中国で作られた少し下手の作品です。この作品が中国美術の古い上手の作品なら、非常に高価な作品だと思われます。日本の金工作品ならもっと緻密で素晴らしい品物です。日本の煎茶道と中国茶とはお道具が似ておりどちらの茶道にも使えます。