骨董品買取で、陶芸家の尾形乾山の掛軸をお譲り頂きました。
お客様の声
仕舞いこんだまま使っていない品物が、祖父が使っていた部屋の押入れの奥に押し込んであり、今回思い切って整理することになりました。昔から家にある物で、他店では買い取っていただけなかったものも、古美術やかたさんでは、お店で直接販売しているので、研究者や愛好家の方が喜んで購入されるようで、ほとんどの品物をいろいろ引き取っていただきました。こちらも納得してお譲りする事ができ良かったです。また、売却する際には宜しくお願い致します。
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買取例の説明
この日本画の掛軸は、日本の著名な 陶芸家 の尾形乾山が描いている水墨画です。本紙は 紙本 で、軸先は木製で出来ております。簡単な水墨画ですが、陶芸で有名な尾形乾山の作品で、彼は古書画の逸品も多く残しています。この作品は千葉県柏市のお客様より売却頂いた軸です。前から一度行って見たかった、刑部岬の飯岡灯台で、千葉県でも有名な標高50mの大地が海に落ち込んでいる絶壁が続く壮大な海岸線す。今回少し遠まわりでしたが行ってきました。出張はこんな楽しみもあります。ところで、尾形 乾山(1663年~1743年)は、京都生まれの江戸時代の陶工、絵師です。若い頃より学問や茶道を好み、狩野派に画を学びました。兄の光琳が絵付や意匠に協力し、乾山が 陶芸 と画賛をする合作は、乾山焼と呼ばれその 作風 は一躍有名になりました。晩年は江戸入谷に窯を築き作陶を行いますが、特に絵画制作に力を注ぎ、数多くの名品を残しています。古い時代の作品ですが、ご覧のように、保存状態の良い逸品です。