茶道具売却依頼で、一緒に烏丸光廣の短冊をお譲り頂きました。
お客様の声
今まで古美術骨董店を利用することはなく、不安でしたが、親切に対応して頂き、ありがとうございました。お蔵に昔から仕舞ってある骨董品や茶道具で、すっかり埃がたまり、あまり綺麗な状態で保管していなかったので、大丈夫かなとちょっと心配でしたが、嫌な顔もされず、一点、一点、綺麗にして、大切に査定して頂き感謝しています。先代が残した品物も喜んでいると思います。
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買取例の説明
茨城県ひたちなか市のお客様のご実家の蔵や納戸にしまわれていた作品で昔から大切にされていた品物です。関東地方の首都からも近くで文化芸術レベルもたかい地区です。このお宅はJR那珂湊駅と那珂川の河口付近で、JR那珂湊駅は関東の駅百選にも選ばれている茨城県でも有名なJR駅と言っておられましたが。海岸近くで、おいしいお魚で昼食を頂き、満足な出張でした。この作品は、古い時代 から取り置かれていたので経年の変化があり、書かれている 画号 や号が消えてしまっている作品も多くありましたが、この 短冊 は掛軸なので巻かれて合箱に入っており、保存状態も良い品物でした。江戸時代の作品ですが紹介させて頂きます。作風も全盛期のもので比較的保存状態も良好な逸品でしたので高価に買取させて頂きました。
このような書は現在では読める人も少なく、日本の大切な文化遺産です。この作品は烏丸 光廣(1579年~1638年)で、彼は京都出身の江戸時代前期の公卿・歌人・能書家です。多才多芸な宮廷文化人として和歌や書、茶道を得意とした。茶席の書画や 水墨画 も多く残しており、日本の文化人として有名な公卿です。徳川家光の歌道師範を務め、本阿弥光悦や俵屋宗達ら著名人とも交流した。また古筆の鑑識にも長けており、古筆鑑定を業とした古筆家の初代・古筆了佐は光広から古筆の鑑定も学びました。この作品は本紙は 紙本 で、掛軸になっております。古い時代の作品ですが、ご覧のように、保存状態の良い逸品でお譲り頂きました。