愛知県のお客様より、江戸時代の掛軸で面白い短冊に書かれた書をお譲り頂きました。
お客様の声
長年納戸に放置してあった古い軸や書画のお引き取りをお願いしました。鑑定書や箱も無いものもあり、かなり古いもので大した売却価格にはならないと思っておりましたが、さすが老舗の骨董品屋さんで、鑑定書や箱が無くてもお引き取り頂きました。やはり専門のお店に相談して良かったと大変満足しています。高価な物から、安価な物まで、納得のいく説明を頂き感謝しております。愛知県でも名古屋市は東海道の中心地で文化芸術に触れる機会も多くあり、古美術骨董には祖父たちも結構な目利きだったことが分かりました。いろいろ面白いお話も聞けて良かったです。ありがとうございました。
=======================================================
買取例の説明
お客様から骨董品売却依頼を頂き、愛知県名古屋市中川区まで出張させて頂きました。何代も前から書道を愛好されているご家庭で、明治時代の当主が国学者や儒学者の書の 愛好家 で面白いいろいろな古書画を拝見させて頂きました。仏画も数枚ありましたが、極彩色 の仏画で時代も新しく明治時代の工芸品なので拝見だけさせて頂きました。やはり日本画の中でも仏画は平安時代の 仏画 は人気がありますが、それ以後の仏画は余り人気がありません。
この短冊は本居宣長（1730年～1801年）の作品で、彼は江戸時代の国学者・医師で、伊勢出身の 著名 な学者です。「国学の四大人」の一人とされ、京都に出て医学を修める一方、日本最古の歴史書である古事記や、源氏物語などの日本のことばや日本古典を研究しました。好んで短冊に歌を書き、またそれを人に与えたと言われています。本紙は紙本で、軸先は木製で出来ております。古い時代の作品ですが、日本を代表する美術品で、状態の良い掛軸です。面白い表具の 図柄 で、保存状態 の良い昔の古書画はお引き取りさせて頂きます。