骨董品整理のご依頼でお伺いし、拝見させて頂いた耳鳥斎の掛軸です。
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昔の軸で面白い表具なので数点紹介させて頂こうと思います。耳鳥斎は江戸時代の 浮世絵 師、戯画作者でもありました。狩野派 の小柴隼人の 門人 で、一生懸命学ばれました。実家は酒造家でありましたが、骨董商を営み、絵を描き始めました。安永から天明期を最盛期として寛政まで活躍しました。略筆体で人間の手足を細く描いた個性的な鳥羽絵 で知られており、粗画でその意を表すのに妙を得ました。肉筆画 も多数あり、非常に素晴らしい 上手 の名品が残っており、日本の美術品として誇れる作品です。このお軸は水墨画で、面白い逸品です。古い時代 の作品ですが、ご覧のように、状態の良いお軸です。
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