骨董品の査定依頼で、長沢芦雪の花見図の掛軸をお持ち頂きました。
こちらにお寺の本山があるお客様で、金工作品 がお好きで、お立ち寄り頂いておりました。先代が残された 日本画 のお軸はあまり興味が無く、長沢芦雪の作品を売却したいとお持ち頂きました。この品物は絹本で、お花見の風景が描かれており、横物ですが面白い逸品です。長沢 芦雪は1754年~1799年で、江戸時代の 絵師 で、長沢蘆雪、長澤蘆雪とも表記されます。円山応挙の 弟子 で、師とは対照的に、奇抜な発想と大胆で斬新な構図や 画風 を展開し、珍品と言われる名品や面白い絵師で古い時代の有名な作家の一人です。油彩 画風 の作品や、後の朦朧体を思わせるような古書画の名品もあります。天明6年から7年頃に多くの障壁画を残しており、計180面の障壁画が残り、無量寺境内には応挙芦雪館が開設されています。 この作品は本紙は 絹本 で、古い時代の作品ですが、ご覧のように、保存状態 の良いお軸です。
古美術やかたは、約80軒の骨董店が軒を連ねる歴史ある祇園骨董街の中にある老舗の骨董店です。お店には1日100名近くのお客様にご来店頂き、 店頭には2000点以上の 諸道具 や古美術品を価格表示し販売しております。また、ホームページ上には500点以上の美術品の品物を掲載しております。お客様よりお譲り頂く品物は、その品物の販売価格を提示し、お客様と一緒に買取価格を決定します。売却依頼は是非古美術やかたに御相談下さい。