五代 三浦竹泉の赤絵花鳥小文遊鐶付香炉です。
三浦竹泉は、江戸時代(嘉永6年)から代々続く 京焼 の名家です。京焼の名手、高橋道八 に 師事 し、五条坂に 窯元 を構えました。ヨーロッパなど海外の 伝統 的な色彩を、日本の磁器に応用する 技法 を考案し、釉薬透明文様の考案に成功しました。玉や珊瑚などを 染付 の器に挿入し、黄釉に 彫刻 を施すなど、京焼の新しい世界を切り開き、高い評価を得ています。染付 から 祥瑞、吹墨、色絵、金襴 など数多くの 技巧 を駆使して、花入 れや 茶碗、酒器などを製作しました。中でも特に、煎茶道具 に 名品 の数々が残されています。各代ともに、このような細かな 絵付 や色合いが素晴らしい作品、また 晩年 に造られた 逸品 が高価買取対象です。作家は努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 作風 を確立させて行きます。若年 期の作品よりも、晩年の作品の方が、熟練した深い味わいが出てきますので、 逸品と呼ばれるものが多くなり、高価買取対象となります。お気軽にご相談ください。
この作品は、五代 三浦竹泉の赤絵花鳥小文遊鐶付香炉です。高さ11.4cm×幅14.4cmの 香炉 で、高台 内に「竹泉」と 銘 があります。五代は、京焼の歴史研究に力を入れており、新しい陶芸のため日々尽力している注目すべき陶芸作家です。伝統的な京焼の美意識が随所にみられる逸品です。このような作品の売却の際にはお気軽にご相談ください。(No.8.5)