加山又造の鶴を描いた作品を紹介します。
33.7×50.2cmサイズの作品で、 紙本 に水墨で描かれています。加山又造は、伝統的な日本の水墨画に、新しい可能性を見出して、現代に蘇らせようとした作家です。「現代の琳派」とも称されています。常に意欲的に創作活動を続け、動物画シリーズや裸婦画、水墨画など様々なジャンルの作品を描き出しました。日本画 の世界に常に挑戦し続けた作家と言えるでしょう。さて、この作品ですが、悠々と空を舞う鶴の姿が丁寧に書かれた 水墨画 で、さすがと思わせる 名品 ですね。平安時代の昔より、鶴は長寿を象徴する吉祥の鳥として、日本人に愛されて来た画題です。このような吉祥の 図柄 の作品や、四季の 花鳥風月 を描いた作品などは昔から、日本人に好まれてきました。作者は、祖父は絵師、父は西陣衣装図案師と幼い頃より絵画に親しみやすい環境で育ち、順調に画業を歩み始めました。芸術大学 の名誉 教授 を務め、2003年には 文化勲章 を受章しています。多くの素晴らしい作品を残しています。彼の作品はどのような作品でも、高価買取対象です。その斬新でオリジナルな 作風 はたいへん人気が高く、中でも特に、色彩豊かに描きだされた牡丹の花の絵や、裸婦を描いた婦人画は、数千万というの高価な値段で取引される作家です。やはり、晩年の円熟期の作品には素晴らしい作品が多くなり、買取価格も数段上になります。加山又造の 晩年 の 全盛期 に描かれた作品の売却依頼は、是非、古美術やかたにご依頼ください。(No.92)