秦蔵六の代表的な爵の置物です。
高さ21.3×幅17.4cmの綺麗な塗金銅の 置物 です。幕末から続く 鋳金 家、秦蔵六は 蝋型 鋳造 に優れ、特に中国銅器の写しは他の追随を許さないほど素晴らしく、その 技法 は現在も受け継がれています。初代は宮内省の命により御璽や国璽を鋳造するなど国を代表する仕事を手がけ、4代目は類い稀なるセンスで技術保持資格者に認定され、6代目は個性豊かな 青銅器 を数多く手掛けています。
売却のご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や材質、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合があります。秦蔵六の場合も、彫金細工 や象嵌細工が細密で丁寧に施されている作品ならもっと高価に買取させて頂けます。また初代の作品や、取手や蓋の摘みに鉄が用いられた 銀瓶、注ぎ口が鉄砲口や龍口の 鉄瓶、錫や銀で出来た 彫刻 のある茶托や 茶入 などの 煎茶道具 は特別高価に買取させて頂けますので、一度ご相談頂ければと思います。（No.10）