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八木一夫の作品を紹介します。

八木一夫は、前衛陶芸家、オブジェ 陶芸家などと呼ばれています。1955年、37才の頃からは陶器の実用性を捨てたオブジェ作品制作へと移っていきました。陶土と火による従来のやきものでもなく、また 彫刻 でもない新しい 技法 への挑戦でした。さらに、黒陶という無機質で彫刻に近い表現で、新しい 陶器 を生み出しました。陶芸作品には、白磁織部志野などいろいろありますが、黒陶というのは、彼ならではの作風です。簡潔なフォルムで、知性と情熱を表現した独自の作風を築き上げ、陶芸の概念を一切排除した、ユーモアにあふれる優れた作品を次々と生み出していきました。既成概念を打ち破った作品の数々は、海外でも高い評価を得ており、たいへん人気があります。1978年には、パリのグラン・パレで開催の「FICA78」にて陶板作品「俳句シリーズ」による 個展 を開き、高評を博しました。この作品は、14.9×27.2cmサイズの作品で、右下には「K.yagui」と が入っております。このような、八木一夫らしさが味わえる作品は高価買取させて頂きますので、是非ご相談ください。
作家は試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の境地に到達します。作家の作品には、いろいろありますが、晩年の、自身の 作風 を確立させた 全盛期 の作品には、熟練した深い味わいがあり、高価買取させて頂けます。売却のご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。(No.50)