藤田喬平の出来の良いガラスの花瓶です。
爽やかな色彩の優美で 繊細 なレースガラスの 花入 を紹介します。高さ32.6×幅22.4cmの非常に出来の良い 逸品 です。藤田喬平は、日本のガラス工芸の第一人者です。東京美術学校 を卒業後、ガラス工芸に魅了されイタリアで 伝統 技術 を学び、日本の美と融合させる自由な発想で流動ガラスという独自の作風を確立しました。琳派の華麗な世界観をガラス工芸によって現代に蘇らせ、平成14年にガラス工芸で初の文化勲章を受章しました。
どの作家の作品でも同じですが、30代、40代ではまだ自分独自の 作風 には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若年期の作品(前作)と、自分の作風を築いた 晩年 の作品とでは、価格は10倍、20倍と違ってきます。藤田喬平の場合も同じで、やはり、晩年の 全盛期 に作られた作品の方が、断然、高価に買取させて頂けます。その中でも飾筥シリーズは人気があり、買取価格が50万円を超えることもありますので、売却依頼は古美術やかたに御用命ください。(No.60)