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九代大樋長左衛門の茶碗です。

 

大樋長左衛門は、金沢で350年以上継承されてきた 窯元 です。楽焼唯一の脇窯として、古い時代 から 名品 の多くが作られてきました。楽焼 は、千利休はじめ、多くの茶人たちが好んだとされ、手捏ねによるわずかな歪みと厚みのある形状が特徴です。茶碗 、水指し花入 、 香合 、 蓋置 、建水などのお茶の道具、灰器、火入、香炉 などの炭道具、向付 などの 懐石道具など、茶席 で使う 茶道具 を中心に制作されており、その中でも、お 茶碗 が人気です。

この作品は、九代大樋長左衛門の黒茶碗で、高さ5.7cm×幅14.4cm、高台脇に「長左衛門」と があります。九代は、手捏ねによる楽焼本来の伝統的手法を忠実に守り、歴代の中でも優れた陶才を発揮し、円熟した卓越した 大樋焼 を作り上げました。たっぷりとした二重掛けの黒釉が作り出す「黒幕釉」を創案し、その絶妙な垂れの 景色 は高い評価を受けています。この作品も、釉薬 が掛分けされており、面白い味わいがあります。侘び寂びの境地の中に温雅な趣きがあります。このような、彼の作風が冴える茶碗は高価買取させて頂きます。一番人気は黒楽、次に飴釉、そして赤楽の作品になります。中でも特に、晩年 になり初めて独自の境地の作品が出来るもので、晩年の 全盛期 の作品の評価は高く、たいへん人気があり、最も高価に売却頂ける作品になります。

作家は努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 作風 を確立させて行きます。作家の作品には、いろいろありますが、30代、40代ではまだ自分独自の境地には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若年 期の作品より、晩年 の作品の方が、洗練された作品となり、買取価格も数段上となります。制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきます。お気軽にお問い合わせください。(No.26)

 

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