加藤唐九郎の志野焼の茶碗です。
加藤唐九郎の志野焼の 茶碗 を紹介します。高さ7.9cm×幅13.0cmで、高台脇に 銘 があります。加藤唐九郎は、古瀬戸、織部焼、志野焼の 技法 を研究し、卓越した 技巧 で 伝統 ある桃山時代の 古陶器 の再現に努めました。また、桃山時代の黄瀬戸・織部・志野の写しなどに優れ、贋作騒動を引き起こすほどの腕前でした。この「永仁の壺事件」により 人間国宝 の資格は取り消しとなりましたが、大胆で豪快、気迫ある数多くの名品を残しており、 陶芸 界の 巨匠 と言われています。茶道具 から、建築物の巨大な陶壁まで、多彩な作品を手掛けました。
この作品は、景色 も良く、彼らしい味わいのある作品です。このような、彼の作風が冴える作品は高く評価させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。やはり、晩年 の 全盛期 に作られた作品が高価買取対象作品です。晩年に作られた 志野 や 瀬戸焼 の作品で、釉調が美しく、品格のある作品になりますと、このような作品と比べて、2倍、3倍以上の買取価格が付く作品もあります。国内外問わず人気があり、評価も高い 陶芸家 です。
当店は、約80軒の骨董店が軒を連ねる歴史ある祇園骨董街の中にある老舗の骨董店です。日々、100名近くのお客様にご来店頂いております。海外からお越しになるお客様も多く、中には熱心な著名な作家の陶芸作品の コレクター の方もいらっしゃいます。このような素晴らしい 日本独自 の 陶芸作品 は、たいへん人気があり、当店でも入荷をお待ちの 愛好家 の方も大勢いらっしゃいます。芸術家が生涯かけて制作された作品は、数多くありますが、力作や秀作と言われる作品は、実は全作品の二割ぐらいだと言われています。制作年代や題材、出来栄えにより、売却頂く価格は一桁違う場合もあります。売却依頼の際には、一度ご相談頂ければと思います。（No.190）