表千家家元 而妙斎の一行書の掛軸を紹介します。
十四代 而妙斎の自筆で、縦92×横28.7cmの 紙本 に書かれた 茶掛け の 一行書 です。表具も美しく、大変おめでたい茶席の書画で、初釜のお 茶会 にもお使い頂けます。
表千家 家元は茶道流派の一つで、千利休を祖とする千家の 家督 を継いだ千家流茶道の本家です。明治時代まで紀州徳川家の 茶頭 として仕え、偕楽園 窯 開設にも尽力しました。而妙斎は、先代が設立した社団法人の同門会や財団法人を守り、現代に合う茶道を模索しながら茶道の普及に貢献しています。伝統 ある 茶の湯 を現代に伝えるため、国内外での献茶会や講演などに出席、平成20年には京都市 文化功労者 として表彰されました。
表千家の場合、歴代宗匠の書や手捏ねの 茶碗、自作 茶杓 などの 茶道具 が高価に売却頂けますが、特に 古い時代 の宗匠の作品は現存数も少なく人気があり、特別高価買取対象です。また、多くの作家は30代、40代ではまだ自分独自の作風には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若年 期 の作品(前作)と、自分の作風を築いた 晩年 の作品とでは、買取価格は5倍、10倍と違ってきますので、一度ご相談頂ければと思います。(No.24)