中川浄益らしい細工が施された建水を紹介します。
さすが中川浄益と思わせる、面白い作品で、高さ8.6×幅14.2cmの建水です。室町時代から金物師として代々続き、千家十職 の一人です。元々は 甲冑 や鎧を作っていましたが、千利休の命により薬鑵を作ったのを契機に 茶道具 作りを始めました。残念ながら現在当主は空席となっていますが、彼らの作った 金工作品 は、金属の加工や 彫金細工 、象嵌細工が施された独特の美しさがあり、日本を代表する 美術品 として海外のコレクターにもたいへん人気があります。
この作品のように作者本人の特徴が出てくる 晩年 に作られた作品は味わい深いものが多く、高価に買取させて頂けます。古美術やかたは、約80軒の骨董店が軒を連ねる歴史ある祇園骨董街の中にある老舗の骨董店です。お譲り頂いたお客様に、納得頂くことを第一と考えております。お店には1日100名近くのお客様にご来店頂き、 店頭には2000点以上の 諸道具 や古美術品を販売しております。また、ホームページ上には500点以上の品物を価格表示して掲載しております。買取依頼の際には、古美術やかたにお問合せ下さいませ。(No.8.5)