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十四代今泉今右衛門の色絵の花瓶を紹介します。

今泉今右衛門は、代々続く 陶芸家 です。江戸時代より約350年続く 伝統 ある「色鍋島 色 絵付」の 技法 を 世襲 し、その美と技を今に伝えています。独自の品格ある洗練された意匠、生き生きとした色彩、緻密 な細工により醸し出される作品は、非常に完成度が高く、たいへん人気があります。
十四代は、家伝の「色鍋島」の技法を中心としながら 「墨はじき」という技法を発展させました。独自の白化粧を用いた「雪花墨はじき」や 「プラチナ彩」を施した作品がたいへん人気があります。旺盛な制作活動を行い、品格の高い、現代色鍋島を作り出しました。この作品は、十四代の色絵の 花入 れです。高さ17.1×幅20.3cmで、高台内に「今右衛門」と があります。「墨はじき」の 技巧 が使われた、十四代の魅力が余すところなく発揮されている 逸品 ですね。十四代今泉今右衛門の作品は高価買取させて頂きますので、是非ご相談ください。特に、晩年全盛期 に作られた品格ある 上手 の作品は、高価買取対象作品です。
陶芸作品は火の中をくぐって出来上がります。窯を開けて、初めて品物の良し悪しが決まるものです。同じ模様の作品でも、仕上がり状態により、価格は2倍、3倍と変わります。その査定には審美眼が必要となります。品物の真贋を問うことを「鑑定」といいます。品物の値段を決めることではありません。真贋を問う力は、身に付けるのに数十年かかってもなお奥が深く難しい、というのが現実です。我々古美術骨董店業界では、鑑定士という資格は無く、数十年かかり長年の経験と信用を得てはじめて査定や鑑定ができるようになります。業界内で 真贋 を問う場合、簡単な言葉ですが、「ゴリっとしている」とか「すっきりしている」とか簡単な言葉でしか表現できないものです。しかしながら、そのたった一言に数十年の重みがあるのです。売却のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.29)