北大路魯山人の花入れを紹介します。
北大路魯山人の 染付 唐子 花入 れを紹介します。高さ36.2cm×幅22.1cmで、高台内に「魯山人」と 銘 があります。北大路魯山人の芸術は、陶芸 を中心に、漆芸、書、刻字扁額、篆刻、日本画、料理など実に多彩で、近代陶芸作家の中でも異才と言われています。また、食通としても有名で、赤坂に高級料亭「星岡茶寮」を開いたことでも知られています。彼が陶芸をはじめたきっかけは、自分の料理に使う 陶器 を自身の手で作ろうとしたことです。それまでの 伝統 の 技法 や様式を学びながらも、用と美を生かし、使い勝手を重視した陶磁器づくりを行いました。その作品は、他の陶芸作品には見られない清新な魅力にあふれており、織部、備前、色絵、染付など、自由豁達な強烈な個性が表現されています。
この作品も、たいへん見事な花入れです。彼ならでは面白い味わいのある 名品 です。このような、彼の作風が冴える上手の作品は、高価買取させて頂きますので、是非ご相談ください。彼の作品は、国内外問わず非常に評価が高く、たいへん人気があります。数ある陶芸作家の中でも、トップクラスの高価買取で取引されており、晩年 の 全盛期 に作られた 上手 の作品になりますと、一千万を超える価格で取引される作品もあります。
作家は試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の境地に到達します。作家の作品には、いろいろありますが、晩年の、自身の 作風 を確立させた 全盛期 の作品には、熟練した深い味わいがあり、高く評価させて頂けます。売却依頼のご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。（No.400）