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河井寛次郎の壺です。

河井寛次郎の、高さ19.0cm×幅16.0cmの を紹介します。
河井寛次郎は、30代のときに、五条坂に工房「鐘渓窯」を構えました。この頃の初期の 個展 では、東洋古陶磁の 技法 を駆使した雅やかな作品が人気を博しました。やがて中期以降はしだいに、民芸運動に傾倒するようになり、それ以降は、茶碗、鉢など、日常使いのものを多く手掛けています。簡素で重厚な形と、色鮮やかな 釉薬、躍動感あふれる独自の文様が施されているのが、彼の 作風 の特徴です。
この作品も、オレンジやグリーンの発色も美しく、自由奔放な 絵付 けに彼らしい味わいが出ている作品です。このような、彼の作風が冴える作品は高価買取させて頂きますので、是非ご相談ください。重厚な味わいのある、日常使いの器や は、たいんへん人気があり、高価買取させて頂きます。面白い形をした大型の作品や、信楽焼のような地肌に五彩の色を飛ばしたような、晩年上手 の作品になりますと、百万を超える価格で取引される作品もあります。
陶芸 作品は火の中をくぐって出来上がります。 を開けて、初めて品物の良し悪しが決まるものです。同じ模様の作品でも、仕上がり状態により、価格は2倍、3倍と変わります。その査定には審美眼が必要となります。品物の真贋を問うことを「鑑定」といいます。品物の値段を決めることではありません。真贋を問う力は、身に付けるのに数十年かかってもなお奥が深く難しい、というのが現実です。我々古美術骨董店業界では、鑑定士という資格は無く、数十年かかり長年の経験と信用を得てはじめて査定や鑑定ができるようになります。業界内で 真贋 を問う場合、簡単な言葉ですが、「ゴリっとしている」とか「すっきりしている」とか簡単な言葉でしか表現できないものです。しかしながら、そのたった一言に数十年の重みがあるのです。売却のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.105)