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荒川豊蔵の唐津の茶碗です。

志野、瀬戸黒で 人間国宝 の荒川豊蔵の唐津焼の茶碗です。高さ8.2cm×幅14.5cmです。荒川豊蔵は、美濃焼の復興と発展に貢献し、独自のスタイルを築き上げました。また、美濃陶芸以外にもこのような唐津などにも深い造詣を示し、生涯に渡り製作を続けました。
この作品は、均整の取れた造形がたいへん美しい作品です。乳白色の灰釉に、彼の代表的 図柄 が伸びやかに描かれており、無駄のない 絵付 が「余白の美」を強調しています。風情がある温かみがあるお茶碗ですね。1974年、彼が80才のときに作られた作品です。円熟期の作品ならではの、堂々とした風格が感じられる味わい深い 名品 です。彼のこのような、晩年の 全盛期 に作られた上手の作品は、高価買取させて頂きますので、是非ご相談ください。作家は努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 作風 を確立させて行きます。作家の作品には、いろいろありますが、30代、40代ではまだ自分独自の境地には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若年 期の作品より、晩年 の作品の方が、洗練された作品となり、買取価格も数段上となります。
しかしながら、彼の作品では、豊蔵志野と呼ばれる、全体的に緋色に発色させた志野焼の作品が、たいへん人気があります。豊蔵志野と呼ばれる緋色の志野焼のお 茶碗 になりますと、このお茶碗よりも取引価格の桁が一桁違ってくる場合もあります。一口に作家の作品と言っても、いろいろあります。制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきます。売却のご相談は、信頼と実績のある京都祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.29)