浜田庄司の水指を紹介します。
浜田庄司は、陶芸界の 重鎮 の板谷波山に 師事 して 陶芸 の基礎を学びました。民芸界の 巨匠 河井寛次郎と共に 釉薬 の研究し独自のスタイルを確立し、民芸陶器で人間国宝となりました。民芸陶器で有名な益子焼を芸術分野の粋まで押し上げ、世界的にも人気が高い 陶芸家 です。この作品は、高さ16.0cm×幅19.6cmの 水指し です。白釉が美しく、彼ならではの文様が描かれており、味わい深い作品ですね。このような、浜田庄司の作品は、高く評価させて頂きます。彼の場合は、手 轆轤 のみを使用したシンプルな造形の作品で、釉薬の流描による大胆な模様が描かれた作品が高価買取できる作品です。中でも特に、晩年 の 全盛期 に作られた 上手 の作品、力強く格調高い作品となりますと、桁が一桁違ってくる場合があります。作家は努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 作風 を確立させて行きます。若年 期の作品よりも、晩年の作品の方が、やはり熟練した深い味わいが出てきますので、断然、高価に買取させて頂けます。中でも、亡くなられる一年前、二年前の最晩年の作品は、最も高価に取引される作品となります。一口に作家の作品と言っても、いろいろあります。制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきます。売却のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.9)