川端近左の蒔絵の炉縁です。
菊と桐の蒔絵が綺麗に描かれた 茶道具 の炉縁で、幅42.5cmです。川端近左は200年以上続く漆芸界の 重鎮 で、代々蒔絵や螺鈿細工を得意とし、優れた茶道具などの 名品 を数多く残しています。初代は油屋を営んでおり、趣味で始めた漆芸がいつの間にか家業になったと伝えられています。2代目は慶応3年に蛤御門の変で火災に遭い大阪に移住し、現在は6代目で、芸術大学 漆芸科を卒業後、2000年に 襲名 しました。
ご相談で、よく作家名での価格のお問い合わせがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や出来栄えにより、10倍、20倍と買取価格が違う場合があります。やはり時代的には 晩年 の 全盛期 の作品が人気で、高価買取させて頂けます。また川端近左の場合、各お 家元 宗匠の好みの作品や 書付 の付いた作品はより高く評価させて頂きます。一度ご相談頂ければと思います。(No.5~10)