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十一代三輪休雪の鬼萩茶碗を紹介します。

人間国宝十一代三輪休雪の鬼萩割高台茶碗を紹介します。高さ10.0cm×幅16.2cmで、高台脇に「雪」と があります。
萩焼 は、江戸時代初めに、毛利藩の保護のもとに開窯されました。朝鮮半島の 技法、特に高麗茶碗の影響を受けたと言われています。萩茶碗は、侘び茶 の趣にかなった温雅な釉調と手取りのよさが特徴で、茶の湯 を愛好される方々にもたいへん人気があります。萩の白色粘土を使っているからこそ出る味わいと言えます。中でも特に、この鬼萩と言われるものは、荒い土と小砂、大砂などを大量に混ぜ合わせて作られます。黒い胎土に真っ白な釉薬が雪の斑消えのように見える、豪快で力強い 作風 が特徴的です。伝統 陶芸 の冴えが感じられる 逸品 ですね。このような、十一代の作品で、高台 が十字に割れた、「鬼萩」と呼ばれる荒々しい風情のある萩焼は、たいへん人気があり、高価買取させて頂きます。十一代の作品は、白釉と大胆な造形で特徴で、最も人気が高く高価に取引されております。作家の作られた作品には、いろいろありますが、30代、40代ではまだ自分独自の境地には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若年 期の作品より、晩年 の作品の方が、洗練された作品となり、買取価格も数段上となります。三輪休雪の作品の場合も、晩年の 上手 の作品になりますと、数百万の値段で取引されています。制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきます。売却のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.275)