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十一代三輪休雪の鬼萩窯変割高台茶碗です。

人間国宝十一代三輪休雪の作品です。高さ10.2cm×幅15.4cmで、高台脇に「雪」と  があります。伝統ある窯元で代々 襲名 されておりますが、最も人気が高いのは、やはり十代、十一代の作品です。中でもこのように、高台 が十字に割れた、「鬼萩割高台」と呼ばれる荒々しい風情のある萩焼は、たいへん人気があり、高価買取させて頂きます。
このお茶碗ですが、縮れた釉の下から垣間見える黒が、白釉の鮮やかさを際立たせています。白釉は、三輪家に代々伝えられている休雪白といわれる藁灰釉を使用しています。施釉する前の素焼きの生地に、三島土を軽く釉薬化したものを打ち、そのうえから藁灰釉を掛けることで収縮の違いができ、釉の縮みが現れて黒い化粧土がのぞいています。景色 も良く力強さが感じられる 茶碗 ですね。見事な味わいがあります。萩焼 の良さは地土のあまさ、その浸透性が作り出す変化が醸し出す味わいにあります。萩焼の焼成時間は、1日~1日半と短いため、陶土がしっかり焼きしめていません。そのため、抹茶などの色のある色素が釉薬や陶土に染込み深い味わいが生まれます。特に、この鬼萩と言われるものは、荒い土と小砂、大砂などを大量に混ぜ合わせて作られます。力強さの中に、萩焼特有の温かさが感じられる 名品 で、高価買取対象作品です。
朝鮮の陶工から 伝来 した技術が、日本の職人によって 日本独自 の文化として育まれ、代々 伝承 されて、今に息づいています。このように作りの良い作品、昔ながらの 伝統 の 技巧 が生かされた作品、 在銘 の作品は、 愛好家 の方々に人気があり入荷をお待ちのお客様も大勢おられます。高く評価させて頂きますので、是非、古美術やかたにご連絡ください。(No.200)