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河井寛次郎の鉢です。

河井寛次郎の、高さ6.3cm×幅27.0cmの 鉢 を紹介します。河井寛次郎は、柳宗悦、浜田庄司富本憲吉らと共に、日本民芸界の基礎を築き、その中心人物として活躍した 巨匠 です。「用の美」を追求した、重厚で素朴な 作風 で近代 陶芸 に新しい境地を築き上げました。
この作品は、花の模様が施された綺麗な作品ですね。このようにお花の文がある作品は、彼の得意とする作品で、高く評価させて頂きます。黒褐釉、鉄絵、辰砂、染付、白化粧土、鉛釉などを使い、草花や動物文を描いた重厚な味わいのある、日常使いの器や は、たいんへん人気があります。しかしながら、彼の作品では、ごつごつした信楽の土を使った 素地 に、赤や緑、黒の 釉薬 を刷毛で力強く打ちつけてあるような作品が、一番高価買取対象作品となります。面白い形をした大型の や、信楽焼のような地肌に五彩の色を飛ばしたような作品になりますと、この作品に比べて、桁が一桁違ってくる場合もあります。中でも特に、晩年の 上手 の作品が高価買取対象作品です。
余談ですが、この作品は 在銘 の作品ですが、江戸時代の 古陶器 には、銘が無くとも素晴らしい 逸品 があります。古い時代 の芸術家は大名のお抱えで作品を作っていましたので、作家は、自分の名を記すことができませんでした。そのため、銘の入っていない作品でも、素晴らしい 上手 の 作品 であることも多いのです。このように、陶芸作品にもいろいろあり、その 真贋 を見極めるのは難しく、数十年の経験が必要であると言われています。当店は祇園の骨董街で長年培われてきた実績があります。売却のご相談はお気軽にお問い合わせください。(No.28)