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十代三輪休雪の萩茶碗です。

人間国宝十代三輪休雪の萩茶碗を紹介します。高さ9.9cm×幅14.3cmで、高台内に「休雪」と  があります。
萩焼は、一見、控えめでシンプルでありながら、細かい部分にまでこだわった質の高い 陶器 で、茶の湯 をされる方や 愛好家 の間で、根強い人気があります。窯変とは窯の内部で作品に生じた色の変化のことを言います。 窯の炎による現象であることから、「火変わり」とも呼ばれます。 その色の重なりは時に模様を形成し、陶磁器の色彩をより深く、味わいのあるものにしています。この作品も、萩焼 ならではの優しい色合いが表れており、たいへん味わいがあります。すっきりとした立姿で、口縁に見られるゆらぎも見事な味わいがありますね。
このような、三輪休雪の 上手 の作品は、高く評価させて頂きますので、是非ご相談ください。伝統ある窯元ですが、世に広く知られるようになったのは、十代からで、やはり、十代、十一代の作品は、最も人気が高く、特別高価買取対象作品です。十代休和や、十一代壽雪の「鬼萩割高台」と呼ばれる 高台 が十字に割れた、荒々しい 作風 の作品でしたら、桁が一桁違ってくる場合もあります。作家は努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 作風 を確立させて行くものです。自身の境地を確立させた 晩年 の作品には、熟練した深い味わいがあります。ご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは買取価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。(No.26)